『後継者マッチング』と『次世代人材育成』のケイギョーラボ
身内や親族が事業を引き継ぐのではなく『意志ある第三者』に継いでもらう取り組みのことです。
現在、地域に愛された食堂が、民宿が、道具屋が、”後継者不在”という理由で廃業を選択せざるを得ない時代が到来しています。
2021年に日本の「社長の平均年齢」が60歳を超え、その数値は毎年過去最高を更新しています。社長交代率は3%台で低迷。事業承継が進んでいない現実が浮き彫りとなり課題解決が急がれいます。
出所:帝国データバンク調査(2025.3.26)
特に地方の市町村では後継者不在を理由とした廃業が急増しています。地域に親しまれた事業所の廃業は、雇用減や住民のコミュニケーション減、暮らしが不便になるなどマイナスな点が多いです。
南砺市では2022年4月、市内1800事業所を対象に事業承継に関するアンケートを実施。その結果、『事業の継続を希望する事業所』のうち約2割が後継者不在であることがわかりました。
これらの課題を解決する一つの手段として、私たちは【継業】=『意志ある第三者』に事業を継いでもらう取り組み、を促進しています。
近年主流となっている「M&A」と方向性は似ていますが、買収や売却といった数字で取り決められた固い世界観ではなく、事業継続への想いや地域の役割などをしっかりと受け取り『地域のなりわい』として引き継いでいくことに注力している点が特徴です。
継業には、まちづくりの観点でも多くの利点があります。
まず、事業経営に前向きな若者が増えて、なりわりを守りつつ地域に新しい風を吹き込みます。事業が発展すれば地域に新しい雇用や観光資源、地域コミュニティが生まれていきます。なりわいを守ることは「現状維持」ではなく「発展」なのです。
継業を実現するためには、主に2つのアクションが必要であると考えます。
1つ目が、起業意欲のある次世代人材(アントレプレナー)の育成・発掘
2つ目が、事業主が理想とする後継者とのマッチング
です。ケイギョーラボでは、後継者候補のマッチングにとどまらず、アントレプレナーシップを持った未来の事業経営者の育成、またマッチング後の事業支援を実施していきます。
これまで人生をかけて仕事に邁進してきた事業主の方々にとって、第三者に後継者を求めていくことはとても勇気のいることだと思います。しかし、私たちを信頼してお任せいただけるのであれば、ご希望に沿った後継者候補をお引き合わせするために全力を尽くすとお約束いたします。
ケイギョーラボ 代表 遠藤あずさ
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